私は地方の公立高校から塾なしで東京大学に現役合格したものです!
この記事では「英文解釈のテオリア」について、実際に中身を見ながら徹底的に解説していきます。
「英文解釈のテオリア」とは?簡単にご紹介!
・概要:英文法と実際の英文を結びつける実践的な解説書
・著者、出版社:倉林秀男(Z-KAI)
・レベル、偏差値:入門編―共通テスト程度(偏差値55)
・問題数:英文48題
・CDや音声の有無:音声ダウンロード・ストリーミング付き
「英文解釈のテオリア」の難易度は共通テストレベル?
英文解釈テオリアのレベルは、共通テストの英文が普通に読めるくらいです。
逆に、共通テストレベルの英文が読めなければ、この参考書に掲載されている英文は難しく感じられ、十分な勉強効果を得られることはできないでしょう。
共通テストレベルとはいえ、共通テストでは基本的語彙の確立と素早い読解能力が問われるため、各々の大学の試験問題と比較しても遜色ないほどの難易度となっています。
私も現役時代共通テストの英語の点数を安定させるのに苦労しましたが、その読解能力が二次試験の対策に繋がったことを覚えています。
ですので、共通テストレベルの文章が大体読めるようになってきた方はこちらの参考書に取り組み、読解力に磨きをかけていくとよいでしょう。
英文解釈テオリアは、英文と英文法を結びつける練習になるとの評価が高く、共通テストの勉強の参考書として評判になっているそうです。
「英文解釈のテオリア」の使い方、進め方
まずは英文を通読します。
それから英文1文1文を日本語に訳していきます。
この過程で重要なことは大きく二つあります。
一つ目は一度通読をすることです。
通読することで、英文の全体像を掴む練習を積むことができます。
本番の受験では、すべてを日本語訳している時間はないため、この通読力を身につけておくことが読解の鍵となります。
二つ目は丁寧に訳していくことです。主語、動詞、補語、目的語を把握するとともに、訳詞漏れや誤訳がないよう丁寧に訳しましょう。
ただし、意訳のしすぎには注意が必要です。
骨の折れる作業ですが、私が高校生だったときも同じ作業を繰り返して英語の学力を上げていきました。頑張りましょう!
「英文解釈のテオリア」が終わったら次は?
この参考書で英文と英文法を繋げ、実践的な練習を始める土台ができあがった後は、英語長文の問題集に取り組むのがおすすめです。
「やっておきたい英語長文」は様々なレベルから選べ、問題の収録数も多く、たくさんの面白い文章に触れることができるので、読解能力を高める上では効果的といえます。
ポレポレ・透視図・英文解釈教室との比較
口コミによると、「英文解釈のテオリア」の英文法解説は他の参考書に比べ丁寧で、構文も比較的簡単なようですが、上記の三つの名門書と比較するとどのような違いがあるのでしょうか。
ポレポレとの比較
「ポレポレ英文読解プロセス50」は昔からあるまさに名著であり、私も学生時代に使用したことがあります。
ポレポレの特徴としては、英文の難易度が高いことであり、早慶レベルとなっています。
ここがテオリアとの違いでしょう。
透視図との比較
「英文読解の透視図」もポレポレと同じく、英文の難易度が高いのが特徴で、実際に使われている英文は東大・京大・医学部・慶應・早稲田・MARCH・関関同立などの難関大学から引用されています。
英文解釈教室との比較
こちらの「英文解説教室」は英語の参考書の中でも難しいといわれており、実際レベルとしては「京大で高得点レベル」とのレビューがあります。
目安としては英検準1~1級程度でしょうか。
テオリアよりもぐんとレベルアップします。
英文解釈テオリアの音声ダウンロードの方法
Z会の公式サイトから、無料で音声ダウンロードが可能です。
詳細は英文解釈テオリアの中に記載されていますので、そちらを見てみましょう。