私は地方の公立高校から塾に行かずに東京大学に現役合格したものです!
この記事では、「鉄壁」について、実際に中身を見ながら徹底的に解説していきます。
鉄壁が必要な大学のレベル、偏差値
鉄壁が必要な大学は、いわゆる「最難関大学」、つまり東京大学や京都大学となってきます。
これは、鉄壁の出版社が、毎年数多くの東大合格者を輩出する塾の一つである鉄緑会であることからも明らかだと思います。
実際、私も現役時代にはこちらの単語帳を使っていました。
しかしながら、鉄壁は重要英単語を学ぶ上で非常に有効であるため、最難関大学だけではなく、難関大学や地方ブロック大学を目指す人にも有効な参考書となっています。
鉄壁で早慶やレベルに足りるのか
結論から言ってしまうと、早慶に確実に合格しようと考える方には鉄壁だけでは不十分だと考えられます。
前記の通り、鉄壁は重要英単語をかなり網羅している参考書となっていますが、早慶の文章は、受験生向けの参考書には載っていないようなマイナーな英単語が多くでてきます。
重要単語を知っていることはもちろんのことですが、それに加えて、日常生活に馴染んだ単語や、科学的な専門用語も頭に入っていると文章をスラスラ読むことができます。
私自身も東京大学の滑り止めとして慶應大学を受験しましたが、英語の手応えがとても悪かったのを覚えています。
国公立大学では重要英単語だけでも立ち向かえますが、最難関私立大学となるとかなりの語彙力が要求されるようです。
鉄壁はいつから取り組むべきなのか(時期、タイミング、偏差値)
鉄壁を取り組む時期としておすすめなのは、共通テストで7割程度取れるくらいのレベルに到達してからです。
具体的に言うと、最難関大学を目指す人だったら、高校3年生の春から夏ごろでしょうか。
もちろん、英語の得意不得意や他の教科との兼ね合いもあるため個人差はあると思います。
しかし、この時期に始めることで、夏に行われる模試までに語彙力を強化することができます。
偏差値としては、55以上というのが大体の目安です。
私は高校二年間は別の単語帳で基礎的な語彙力を固め、3年生の春頃から鉄壁を使っていました。
英語を得点力にしたかったので、鉄壁は特に重視して活用していました。
鉄壁を完璧にしたら次に取り組むべき英単語帳
鉄壁の次におすすめな参考書は「速読英単語上級編」です。
こちらの参考書は鉄壁に比べレベルの高い単語が載っていて、さらに長文の中での用法を学ぶことができます。
しかし、鉄壁を完璧にして、英文が十分に読めるようになり、英語の得点が安定してきているのなら、追加の参考書はいらないと思います。
私の同級生の中でも、一冊目の単語帳だけ、またはそれに加えて鉄壁という使い方をして合格した人も少なくありませんでした。